○森の恩返し。
そのような人生を歩む中で、いつしか自らを育んでくれた「流山市への感謝」が芽生えました。「流山市に恩返しをしたい。」いつしか、そのような思いが強くなるのは必然であったのだと思います。平成14年12月には2年9か月在職した会社を辞めました。平成15年1月から駅活動を始め、気が付けば朝の駅活動は20年となりました。この間、多くの方と出会い、また会社を辞められる方や市外に転居される方からは、お別れの言葉もいただきました。森りょうじの政治人生は『駅活動とともにある。』と言えます。でも、これは市民の皆さんから『顔の見える政治活動をして欲しい』という声に突き動かされた結果でもあります。つまるところ、私は皆さんによって育まれた政治家なのだという感謝の気持ちです。
○強くて、優しい森のまち。
人口増加が続き、新築マンション、商業施設や物流施設が建設され、都市化が進む流山市。ポスティングしながら変わりゆく流山の地を眺めてきました。一年間で平均3足はダメになります。ただ日常から歩き続ける中でたくさんの方とお会いし、また声もお聴きしました。「子ども達の元気な声が聞こえていい」「私たちの地域にも目を向けて欲しい」「緑が少なくなった」「若い人が活躍できる街に」など生の声は政治家にとっては、自分自身を動かす原動力にもなります。いつしか、もっとこの街を大切にしていきたいと思うようになりました。当市の魅力や可能性にも気づかされましたし、まだまだ眠っている地域資源の多さにも気づかされます。発展という強さと、新しい地域と古き良き地域が融合し、お互いの魅力を認め共生しあえるやさしさ。そのような視点がこれから必要と言えます。
○若さと情熱を持つリーダーへ。
私は46歳。この間、政治家人生としては当選も落選も経験し、また市議会正副議長や議会選出の監査委員、そして議会運営を取りまとめる議会運営委員会委員長なども歴任し、市議会とともに成長してきました。改革や会派流政会づくりでは、多くの議員の方々にもご協力をいただき、活発な議会運営を行うことができました。 世界を見渡せば、フランスのマクロン大統領、イギリスのスナク首相、フィンランドでは30代のマリン首相が活躍しています。またそして国内でも千葉県の熊谷知事や大阪府の吉村知事など40代のリーダーが活躍しています。様々な経験を積み、決断力にも磨きをかけることが出来ました。また議会経験を通じて、議論することや調整することの大切さも感じています。16年間の議会経験は私の強みの強みになると思います。
○流山生まれ、流山育ちの強み。
そしてもう一つは、流山生まれ、流山育ちであるという点。当市の街の良さ、歴史、魅力を一市民として議員として見つめてきました。それをもっと生かしていく必要があります。またおおたかの森や南流山地域の一部では急激に都市化が進んだことで、地域コミュニティをどのように作り上げるかも、20-30年後を見据えた中で非常に重要になってくると思います。自らのコミュニティづくりの経験、たくさんの地域イノベーションを起こしてきた経験をリーダーとして、街の成長力に変えていきたい。